
2024年10月に誕生した「くりらぼベース」は子ども向け創作拠点/デジタル体験施設です。東京都が展開するプロジェクト「とうきょうこどもクリエイティブラボ」(通称:くりらぼ)」の一環として東京・有楽町に常設されています。
テクノロジーが生活のあらゆる場面に浸透している現代において、子どもたちが“つくる楽しさ”や“デジタルで表現する力”を自然に学ぶことが重要になってきています。「くりらぼベース」はふらっと立ち寄り、デジタルツールを使った創作体験ができる点が最大の特徴です。小中学生を主な対象とし事前予約は不要。施設は有楽町駅から徒歩1分という好立地にあります。平日の放課後、休日のおでかけのついでにも立ち寄れる手軽さが魅力で、スタッフ常駐のため子ども一人でも安心して参加することができます。
6種類のデジタル創作をいつでも体験!
くりらぼベースでは、プログラミングをはじめ、音楽、映像、3Dデザイン、電子工作など、子どもたちの好奇心を刺激する6種類の体験が用意されています。すべてのコンテンツが無料で提供され、どれも専門知識がなくても楽しめるよう工夫されています。
ゲーム制作
簡単なプログラミングでデザインを変えゲームをつくります。
イラスト制作
タブレットに自分の好きなイラストを描いて、動かすことができます。
映像制作
身の回りのものをカメラで撮影して動画をつくります。
音楽制作
楽器の音を組み合わせて、オリジナルの曲をつくります
3Dモデル/3Dプリンタ体験
デジタル粘土で好きな形をつくり3Dプリントします(持ち帰れます)
レーザーカッター体験
自分で描いた絵をレーザーでコースターに焼き付けます(持ち帰れます)
子供の興味をそそるイベントも定期開催
2025年2月には、くりらぼとTIB FABがコラボレーションしたワークショップ「電子カリンバをつくって音を鳴らそう」が開催されました。
TIB FABは、3Dプリンタやレーザーカッターなどの専門的な機材と、技術やビジネス面でサポートするスタッフを備えたものづくりスタートアップの成長を支援する場所です。
ワークショップではまず、スタートアップがモデル制作などで使っているレーザーカッターのデモンストレーションを見学しました。レーザーカッターがものすごいスピードでカリンバのフロントパネルを彫刻していく様子をみんなが興味深く見ていました。
その後、事前に選んだデザインが彫刻されたカリンバを組み立て、はんだごてを使って部品をはんだ付けし、「電子カリンバ」を制作。カリンバの弾く部分となるキーを差し込み、長さを調節して音のチューニングも行いました。なかなか思った音程が合わず、苦戦している子もいました。
また、電子カリンバで演奏した曲をアプリに取り込み、タブレットでドラムやピアノ、ストリングスなど思い思いの音を加えてアレンジすることで、音楽制作のプロセスも体験しました。自由に演奏して楽しむ様子も見られました。
同ワークショップは、専門機材を使ったものづくりや楽器づくり、楽曲づくりの楽しさや奥深さを学べるワークショップとなりましたが、くりらぼでは他にも子どもたちが楽しんで取り組めるワークショプを企画していくとしています。
詳細案内
場所
SusHi Tech Square 1階(東京都千代田区丸の内3-8-3)
アクセス
JR「有楽町駅」京橋口から徒歩1分
東京メトロ「有楽町駅」D9出口すぐ
「銀座一丁目駅」から徒歩3分
開館時間:
水~金:15:00~19:00
土日祝:10:00~19:00(最終入場18:30)
休館日:月曜・火曜(祝日の場合は開館)
料金
無料・予約不要(一部イベントについてはお問合せください)
公式ウェブサイトはこちら
(EDICURIA編集部)