2025年4月23日から25日にかけて東京ビックサイトで開催される教育総合展「EDIX Seminar東京2025」で、インクルーシブ教育をテーマとした特別講演&ゼミが開催されます。概要は以下の通りです。
インクルーシブ教育推進のための教育行政と民間事業者の連携およびその成果と課題
~神奈川県葉山町および神奈川県鎌倉市の先進事例~
▼概要
多様な子どもを受け入れるインクルーシブ教育システム構築に向けて教育行政と民間事業者ができることは何か。地域や民間事業者との連携を密にしながら、不登校支援や幼小中の切れ目ない支援体制構築に力を入れられている神奈川県葉山町および、令和7年4月に学びの多様化学校開校を控え、教育委員会が学校に伴走しながら、学習者中心の学びづくりに力を入れられている神奈川県鎌倉市の取り組み事例を紹介。また、それらの取り組みの一部に民間事業者の立場として関わる株式会社LITALICOでの現在の取り組みや、その成果についても語る。
▼日時
2025年04月24日(木) 12:00 ~13:00
▼登壇者
鎌倉市教育長・高橋洋平
葉山町教育委員会教育長/葉山町CIO・稲垣一郎
(株)LITALICO/学校教育事業部事業部長・安原健朗
インクルーシブ教育の実現にむけた学校における障壁の解消
―障害とジェンダーに焦点をあてて―
▼概要
多様な子どもがいることを前提としたインクルーシブ教育を実現するためには、マイノリティにとっての社会的障壁を解消する必要がある。本セミナーでは障害とジェンダーの観点から現在の学校における具体的な障壁やその障壁を解消するための実践について紹介や提案をし、共通点や交差性についてディスカッションをする。
▼日時
2025年04月23日(水)10:00 ~11:00
▼登壇者
(一社)UNIVA理事・野口晃菜
ジェンダー教育実践者・星野俊樹
自立生活センター「十彩」代表・中野まこ
【EDIXゼミ】不登校支援の盲点:気づかずに傷つける言葉の影響とは?
~不登校の状態が長期化する二次被害について~
▼概要
近年、不登校の児童・生徒が増加する中で、教員としてどのように関わるべきか悩む場面が増えている。励ましの言葉が逆効果となり、関わるほど子どもが離れていくこともある。本講演では、不登校の子どもが教員の言葉をどう受け止めているのか、また、「頑張って」「みんなも待っている」といった言葉が与える心理的負担について考察する。不登校には正解も不正解もなく、子どもの数だけ対応が異なる。本講演を通じて、教員や大人が不登校状態の子どもにできる対応を考え、より適切な関わり方を模索する機会としたい。
▼日時
2025年04月23日(水)12:00 ~13:00
▼登壇者
日本最大不登校の会 「明るい不登校」代表・山本りか
(一社)教育ICT政策支援機構代表理事・谷正友
明るい不登校/不登校経験者・西川太貴
【EDIXゼミ】卒業生が証明する!テクノロジーで広がる学びと未来
~大学・就職で活きる特別支援教育の実践〜
▼概要
12年前に当時の特別支援学校ではまだ珍しいiPadやPCを活用した実践を所属校行ってきた。当時、まだ小学生・中学生だった子たちが、生活や学習だけでなく、大学受験・学生生活・就職の場面でも効果的に活用し、現在社会人として活躍している。本セッションでは、実際に配慮を受けながら進学・就職した卒業生とともに、学びや社会参加を支えるテクノロジーの役割とその実践について紹介する。テクノロジーを支援や指導に活かしたいと考える先生方に、具体的な活用のヒントを当事者の声と共にお届けする。
▼日時
2025年04月25日(金) 10:00 ~11:00
▼登壇者
埼玉県立本庄特別支援学校/教諭・関口あさか
NECネッツエスアイ(株)人事部インクルージョン&ダイバーシティグループ担当・金井 莉麻
詳細はこちらよりご確認ください。
(EDICURIA編集部)