「責められている気持ち」を緩和するスルーするスキル

子育て
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「日本は子育てをしていると生きづらい」という言葉を耳にすることは少なくありません。実際に子育てをしているなかで、生きづらい感覚を実感する場面が多々あります。

保育園で「早くお迎えに来てください」「1人熱が出たら他の兄弟姉妹も連れて帰って」と言われると、まるで自分が子育てをさぼっているような気持になります。また子どもを保育園に押し付けているような罪悪感に苛まれます。

図書館で子どもが借りた本のページが取れてしまった時に「注意してくださいね」と言われると、「そんなにぞんざいに扱っていると思われているのだろうか」と、自分が責められている気分になることも。他にもストレスを抱えてしまうシーンが決して少なくありません。

そのような時は、いったん気持ちを落ち着けてみることが大切です。ふうっと一呼吸。深呼吸をしてみましょう。

実際には保育士さんや図書館の方が、子育てをさぼっている、あるいは子どもの管理が行き届いていないと思っている訳ではないはずです。言葉に出されていないことは「思われていない」と同じです。自ら裏を読んで責任を感じたり、恥ずかしくなる必要はありません。直接言われていないことはさりげなくスルーする。そんなスキルを身につけることで、もっと温かい気持ちで子育てができるはずです。

一方、社会は言葉と言葉でできているとも思います。例えば、図書館の人から「これは先に壊れかけていたんですね。申し訳ないです」と言われた時、自分は「いやいや、でも最後に壊してしまったのはうちの子です。申し訳ないです」と思うことができました。

そのような例を積み重ねるうちに、他人との関わり方を見直すキッカケになります。自分が言葉を送る時、相手が責められている気持ちにならないように優しい言葉を使うことを意識したと思いました。

(EDICURIA編集部)