育休なしでも仕事&育児もサバイブしていく方法

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Photoby Rui Xu via unsplash.com

育休なしのワーキングママでも、なるべくストレスを減らしながら仕事と育児を両立していく方法について考えていきたいと思います。

育休なしで復職するとき、赤ちゃんはまだ生後2ヶ月程度のことが多いですよね。つまり、ママ自身も産後2ヶ月しか経っていないということです。一般的に、産後の体力が完全に回復するには1年ほどかかると言われています。その中で育児と仕事を両立するのは、体力的にも精神的にも非常に大変な労働です。

私の周りにも育休を取らずに働くワーママはたくさんいますが、彼女たちは「気合い」や「根性」だけでこの時期を乗り切っているケースが多いと感じます。ただ体力的に限界を迎える前に、なるべくママの負担を減らしていける方法を見つけることが重要ではないでしょうか。

その中で一つのカギになるのが、「赤ちゃんに夜しっかり寝てもらうこと」です。夜間にまとまった睡眠が取れるだけで、ママの負担は大きく軽減され、心身ともに余裕が生まれます。生後2ヶ月の頃から子どもに一晩ぐっすり寝てもらえるようにするには、次の2冊が参考になりました。

『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』

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赤ちゃんと母親がより快適に眠れるための具体的な方法を提案する育児書です。本書では、赤ちゃんに「睡眠のリズム」を教えることの重要性を強調し、夜間の授乳や寝かしつけの方法を段階的に見直すことで、赤ちゃんが夜通し眠る習慣を身につけられるとしています。また、親がストレスなく赤ちゃんの泣き声に対応するためのメンタルケアや家庭環境の整え方も紹介されています。簡単かつ実践しやすいアプローチが特徴で、特に初めての育児を経験する親にとって、役立つ内容が詰まった一冊です。

『フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』

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フランス流の育児法を通じて、赤ちゃんが夜泣きを減らし、夜通し眠るようになる秘訣を紹介しています。フランスでは、赤ちゃんが泣いたときすぐに抱き上げず、少し待つ「間(ま)」を作ることで、自己調整力を育てる方法が一般的とされています。また、規則正しい食事や就寝時間を守ることが、赤ちゃんのリズムを整え、親子ともに快適な睡眠環境を作るポイントとして解説されています。本書は、親が無理をせず育児を楽しむ心構えも教えてくれる一冊で、フランス式の「余裕ある育児スタイル」を学べる内容が特徴です。

これらの本には、赤ちゃんの睡眠習慣を整えるための具体的な方法や考え方が紹介されています。たとえば、「赤ちゃんの生活リズムを整える」「夜間の授乳を段階的に減らしていく」などのアプローチがあり、どれも無理なく実践できる内容です。

また精神発達を研究する専門家の視点では、赤ちゃんにとって十分な睡眠を確保することが精神的な発達においても非常に重要だそうです。睡眠不足が続くと、赤ちゃん自身も疲れやストレスを感じやすくなり、結果的に泣く頻度が増えてしまうことがあります。

ママにも赤ちゃんにも優しい「夜ぐっすり寝る習慣」は、生後2ヶ月頃からでも試す価値があります。もちろんすぐに効果が出るわけではありませんが、少しずつ赤ちゃんの生活リズムを整えていくことで、夜間の負担が軽減されていくはずです。

仕事と育児を両立するこの大変な時期ですが、頑張りすぎず、できるだけ負担を軽くする工夫を取り入れてみてください。

(EDICURIA編集部)