【12月27日開催】不登校とは何か〜公立の「学びの多様化学校」の実践から〜【イベント】

不登校とは何か〜公立の「学びの多様化学校」の実践から〜

「学びの多様化学校」をご存知でしょうか?

増加の一途をたどる不登校児童生徒を支援するための学校です。文部科学省は、全国で300校設置を目標としており、現在58校まで増えています。本イベントでは、その「学びの多様化学校」の公立の学校で、子ども主体・子ども尊重の教育を実践する先生にご講演いただきます。

実践の中で、子どもたちから学んだこと、子どもとのやりとりにおいて大事にしていることなどなどについてお話しいただきます。不登校とは何か、不登校の子どもたちにとって何が大切で、今なぜ「学びの多様化学校」が必要なのか、一緒に考えてみませんか?

学校に行っている・行っていないに関わらず、すべての子どもたちが幸せにのびのびと育つためのヒントに出会えるイベントです。保護者の方、子ども支援に携わる方、学校関係者など、どなたでも、どうぞお越しください!

■イベント情報詳細
日時:2025/12/27(土)13:30~16:30
場所:なかのZERO 視聴覚ホール(東京都中野区中野2−9−7)
参加費:¥1000
定員: 70名

■プログラム内容
講演「実践から見えてきた不登校の子どもにとっての学校とは(仮)
講師:小林勇輝先生(神奈川県大和市立 引地台中学校 分教室)
2005年、初任者として大和市立大和中学校。二校目の同市下福田中学校にて、校内研究推進委員として「生徒とともに創る主体的な学びの場」をテーマに「『探究』の時間」を研究。三校目の勤務先が同市引地台中学校分教室。2022年開設時からのスタッフとして、「学びの場」を子どもとともに創り続けている。総括教諭。

公立の「学びの多様化学校」である引地台中分教室では「子どもが今どうあるか」が丁寧に観察され、尊重されます。「日常の全てのことが学びである」という認識のもと、子どもの「やりたい」は応援され、「やりたくない」も受け止められます。その安心安全な環境の中で、子ども達の自己肯定感が暖められて「自分の」人生を歩み生きる力が育まれていくのです。 不登校35万人現象が、大人の在り方を問うている今、引地台中の取り組みは、すべての子どもが幸せにのびのび育つヒントになります。

■主催:学びの多様化学校の設立を望む会

*私たちの願い*

不登校に対する世間の目は、未だ否定的なものが多く、その視線によって、多くの子どもたちが自己否定せざるを得ないことも少なくありません。子どもには遊ぶ権利・休む権利・学ぶ権利・自分で決める権利があります。学校に行かない・行けないという気持ちを大人が理解して受容し、学校を活用してもしなくても、その子がその子らしく成長することを歓迎する世の中になることが必要と考えます。

「学びの多様化学校」のあり方の1つの特徴として、子どもの権利を尊重し、子ども主体・子ども中心・子どもと共につくる学校の姿があります。その姿を広く伝えることで、学校という場が、ルールや管理に基づく支配的な雰囲気ではなく、自分の気持ちや対話に基づき子どもが尊重される雰囲気になること、すべての子どもが「自分は自分でいいんだ」と思える成長支援の場になっていくことを我々は望みます。

■後援
中野区、中野区教育委員会、中野区社会福祉協議会

イベント詳細はこちらからチェックください。

(EDICURIA編集部)