「みんな一緒」から「個」の時代へ。変えていくべき子供の教育

子供の教育

本日は編集部が子育てにとても参考になると感じた動画をご紹介したいと思います。動画のタイトルは 「たった一度の人生を変える勉強をしよう」 です。リクルート出身であり、東京都内で義務教育初となる民間校長(杉並区立和田中学校)を務められた藤原和博さんが行った講演をまとめたものです。

藤原先生は「これからの時代に必要な生き方や学び方」をテーマにお話しされています。その中心的なメッセージのひとつは「これから『みんな一緒』の時代ではなく、『個』の時代になる」ということ。動画ページにまとめられた講演のポイントは以下の通りです。

  • 20世紀の「成長社会」から、21世紀の「成熟社会」に時代が変わったことで、「みんな一緒」から「それぞれ一人一人」に変化した。例えば、結婚式の引き出物も個人が好きなものを選べるパンフレットになったように
  • 「正解」を当てる力よりも、「納得解」を作る力(編集力)の方が大切になってきた
  • ブレストのコツは、人から出る案は絶対潰さずに褒めまくる。また、最初に口火を切る人が馬鹿なことを言う
  • 「情報処理力」よりも「情報編集力(つなげる力)」を身につけることで、頭が柔らかくなる。人生が広がる、収入も上がる
  • プレゼンは、相手の世界観の中にあるものを「編集」することで必ず成功する
  • コミュニケーションはリスクが伴う。マイナス面を共有して強いつながりになることもある
  • 「稼ぎ」を上げるには、自分自身の「希少性(レアカード)」を磨く
  • お金の使い方として意識すべきなのが、「時間を買う」「仕事を買う」「アバター(自分の代理)を買う」こと

講演内容は藤原先生の言葉を通じて、とても分かりやすく説得力を持って伝えられています。

子どもの教育について日々考える中で、常に「今、行われている勉強が将来どれほど役に立つのだろうか?」という疑問を抱く親御さんは多いことでしょう。同講演はそうしたモヤモヤを再確認すると同時に「これからの時代に必要な学びとは何か」を改めて考えるきっかけを与えてくれます。

これからの子どもたちに求められるのは単なる知識の詰め込みではなく、自分の特性や個性を活かしていく力、そしてその力を社会の中でどのように発揮するかという視点であると気づかされます。

どのような教育が本当に大切なのかアンテナを高く張り続け、子どもたちの未来に役立つ選択をしていきたいですね。

もしこの動画をご覧になっていない方がいれば、ぜひ一度見てみてください。未来を担う子どもたちの教育や、これからの社会を生きる私たち大人にとっても、多くの気づきを得られる内容だと思います。

(EDICURIA編集部)